堅調な会社のスタッフは、高い満足度と高い生産性を維持しています。 スタッフの生産性や参加意識、忠誠心を維持するにはどうしたらいいのでしょうか。 興味深いことに、給与等の金銭的な優遇措置ではないようです。 仕事の満足感を高めている要素は、給与ではなく、むしろ他の要素がかかわっていることが多くの研究で示されています。
そこで『Business News Daily』から引用した11項目の秘訣を紹介しましょう。 人材にかかわる会社の予算を増やすことなく、いつもスタッフに満足してもらえるでしょう。
透明性を確保する
会社の財政状態について透明性を確保し、オープンな状態にしましょう。
仕事と生活の調和推進(ワーク・ライフ・バランス)を優先する
就業時間の延長や残業ではなく生産性に力を入れて、スタッフが定時で帰宅できるようにしましょう。
共用エリアのコミュニケーションを確保する
雑談できるエリアを設けると、従業員が刺激し合え、リラックスもできます。
将来のキャリアが描ける道筋を用意する
研修や講習に投資して、従業員が成長できる素地を用意してあげましょう。
従業員を評価し、表彰する
頑張った従業員は必ず評価され、周りから注目されるような環境を作りましょう。
従業員の健康に配慮する
たとえば、無料の果物をオフィスに置いたり、運動を推奨したりするなど、従業員の健康を促進する方法を見つけましょう。
メール処理や会議の時間を削減する
「従業員の多くは、膨大なメール処理や会議の連続が時間の無駄だと感じています。 一部のメールや会議をテクノロジーで代用すれば、時間短縮につながり、より効果的な共同作業が可能になります」 Jive社カスタマー&ソーシャルマーケティング・ディレクター、Sydney Sloan氏
福利厚生を基本的なもの以上に充実させる
たとえば、無料のバリスタコーヒーやトレーニングジムの会員権など、従業員のために福利厚生を充実させましょう。
社内のコミュニケーションを充実させる
1対1の話し合いや終業後の飲食など、従業員との結束を高めて、人と人とのつながりを強化しましょう。
従業員の意見や感想を聞く
アイデアを自由に練られる余地を従業員に与え、そのアイデアに耳を傾けて会社に貢献してもらいましょう。
従業員に会社の全体像の一部を担ってもらう
「会社が従業員に提供できる最大のメリットは、従業員に業務を通して変化を生み出し、会社を導いてもらう機会です。 会社での出来事や会社の方針についての全体像、個人や部署の方針などに関するコミュニケーションを風通しよく頻繁に行うといったメリットは、従業員の満足度に大きな変化をもたらします」 Insightly社の創業者兼CEO、Anthony Smith氏